ブリックタイルは、、多くのインテリアやエクステリアデザインに採用されています。
長持ちさせるためには適切なメンテナンスが必要です。
この記事では、ブリックタイルの日常的な手入れとクリーニング方法、そして長持ちさせるためのメンテナンスのコツについて詳しく解説します。
汚れによる経年変化も汚く見えてこない点がブリックタイルの良さでもあるので、どうしても気になる場合、意図あって綺麗な状態を保ちたい場合はこちらを参考にしてください。
目次
日常的な手入れとクリーニング
1. 定期的なほこり取りと掃除
ブリックタイルの表面を綺麗に保ちたい場合定期的に掃除することが重要です。柔らかいブラシなどを使って表面のほこりを取り除きましょう。
2. 中性洗剤を使ったクリーニング
汚れが目立つ場合は、中性洗剤を使用してクリーニングするのがおすすめです。以下の手順で行います。
1. バケツに温水を入れ、中性洗剤を加えて混ぜます。
2. 柔らかい布やスポンジに洗剤液を浸し、タイルの表面を優しく拭きます。
3. 汚れがひどい部分は、少し強めにこすります。
4. その後、清水で洗い流し、乾いた布で水分を拭き取ります。
3. NGなクリーニング方法① - 高圧洗浄機を使用する
高圧洗浄機など、表面を削ってしまう可能性のあるクリーニング方法は多用しないようにしましょう。高圧洗浄により表面が一時的にきれいになりますが、時間が経つと目に見えない傷がつき、汚れが付着しやすくなります。また、表面のテクスチャが平滑になってしまうため、おすすめできません。
4. NGなクリーニング方法② - 酸性の洗剤の使用
ブリックタイルをきれいにしたいという気持ちから、酸性の洗剤を使いたくなることがありますが、これは避けるべきです。理由として、ブリックタイルの多くはセメント二次製品であり、セメントを加工した製品だからです。セメントは酸に対して非常に弱いため、酸性の薬剤を使用すると、次のような問題が発生します。
• タイルの劣化: 酸性の洗剤がタイルの表面を侵食し、装飾的な意匠を失わせるだけでなく、タイルそのものの耐久性を低下させます。
• 目地の損傷: 多くの目地材もセメントを含んでいるため、酸性の洗剤が目地にダメージを与えます。これにより、目地が弱まり、タイルの固定力が低下する可能性があります。
このような理由から、ブリックタイルのクリーニングには中性洗剤を使用し、酸性の薬剤は避けることを強くお勧めします。
5. 吸水防止剤の使用
ブリックタイルの寿命を延ばすためには、吸水防止剤を使用することが効果的です。吸水防止剤は、タイルの表面に疎水層を施し、水や汚れの浸透を防ぎます。おすすめの商品はこちらです。キャン'エンタープライゼズの「浸透性吸水防止剤「Repel S」リペルS」は、表面に保護膜を構成しないため、色の変色が少なく、本来の意匠を維持したまま、ブリックタイルに吸水防止効果を付与することができます。
長持ちさせるためのメンテナンスのコツ
1. 定期的な吸水防止剤の塗布
2. ひび割れの補修
ひび割れが発生した場合は、早めに補修することが大切です。ひび割れが放置されると、そこから水が浸透し、タイルの劣化を早める原因となります。補修には、専用の補修材を使用することをお勧めします。キャン'エンタープライゼズのブリックタイルシリーズ CAN'BRICK キャン'ブリックは、専用の補修材を商品ごとに開発しているため、補修の際も安心して使うことができます。
3. 雨や雪への対策(耐凍害性)
屋外のブリックタイルは、雨や雪にさらされることが多いため、吸水率を下げる対策が欠かせません。定期的に吸水防止剤を塗布し、タイルが水を弾くようにしておきましょう。また、雪が積もった場合は早めに除去し、タイルが凍結するのを防ぎます。
4. 専門業者による定期点検
定期的に専門業者による点検を受けることも、ブリックタイルを長持ちさせるためには効果的です。プロの目でチェックすることで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。
ブリックタイルは適切なメンテナンスを行うことで、その美しさと耐久性を長期間保つことができます。日常的な手入れと定期的なメンテナンスを心がけ、美しいブリックタイルの空間を楽しみましょう。長持ちさせるためのアイテムとして、吸水防止剤や補修材もぜひ活用してください。